Canva(キャンバ)は、誰でも直感的にデザインを作れるオンラインツールです。専門的なデザインソフトのように複雑な操作を覚える必要はなく、ドラッグ&ドロップで画像や文字を配置するだけで、SNS投稿、プレゼン資料、チラシ、名刺など幅広いデザインを作成できます。
テレビCMも流れているのでご存じかと思います。特に初心者にとって嬉しいのは、豊富なテンプレートが用意されている点です。数クリックでプロのような仕上がりに近づけるため、デザイン経験がなくても「見栄えの良い作品」をすぐに完成させられます。
さらに、ブラウザやスマホアプリから利用できるので、パソコンがなくても手軽に始められるのも魅力です。デザインを作るハードルをぐっと下げてくれるツールがCanvaです。
目次
Canvaの無料版とプロ版の違いは?
Canvaには「無料版」と「プロ版(Canva Pro)」の2つのプランがあります。どちらも基本的なデザイン作成は可能ですが、利用できる機能や素材の範囲に大きな違いがあります。まずは、主な機能の違いを比較表で見てみましょう。
| 機能・項目 | 無料版(Free) | プロ版(Pro) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 1,180円(※) |
| テンプレート数 | 160万点~ | 360万点~ |
| 写真・素材・フォント数 | 約470万~ | 1億4千万~ |
| ストレージ | 5GB | 100GB |
| 背景透過 | ×(不可) | 〇(可) |
| サイズ変更 | ×(不可) | 〇(可) |
| AIデザインツール | 一部制限あり | フルアクセス |
※2026年1月18日時点では、月払いでは月額1,180円となりますが、年払いになると8,300円となり、月あたりに換算すると月額約691円ほどになります。
プロ版にするとテンプレートや素材が増えるだけではありません。上記の表で示した違いの中でも特に注目すべき点は以下の通りです。
- 素材探しのストレスが減る
- 無料版では「いいな」と思った素材が有料になっていることがよくありますが、プロ版ではすべて自由に使用できるので素材探しが非常に楽になります。
- 背景透過機能が便利
- 人物や商品などの写真をAIが自動で背景を切り抜いてくれます。切り抜きの精度も高く、背景透過をわざわざ他のサービスで行なうといった煩わしさがないので便利です。
- AIデザインツールがフルで使用できる
- AIデザインツールの一部は無料版でも使用が可能です。ただ、写真の不要な部分を削除したり、テキストから背景を生成するといった機能はプロ版でないと使用ができません。
上記は「無料版」と「プロ版」の違いの一部ですが、一番大きい違いは使用できる「AIデザインツール」の種類です。まずは無料版で使用してみて、どんなことができるのかを試してみることをおすすめします。
Canva Proのおすすめ機能
無料版でも十分におしゃれなデザインを作成することができます。ただ、プロ版(Canva Pro)にアップグレードすることで、他のサービスと併用するなどして行っていた作業がCanva内で完結することができます。
Canva Proにアップグレードして利用できる機能の中から、特におすすめの機能を紹介します。
背景透過
背景透過に関しては、先ほど少し触れたように他のWeb上のサービスを使用すれば無料で行うことができたりします。ただ、精度という観点からすると、サービスによっては期待したように背景透過ができなかったりすることもあります。
さらに、Canva Proでは画像だけでなく動画の背景透過もできるので他のAIデザインツールが使えることを含めると非常にお得感はあります。試しに下の画像を背景透過してみました。


若干、際のあたりが甘い感じはあるのですが、割ときれいに背景透過できています。
マジックリサイズ
Instagram用に作成した画像をYouTube用のサムネイルやXの投稿に使いたいといった場合、それぞれのサイズに合わせて作り直す必要があったりします。
ただ、このマジックリサイズを使えば、インスタのストーリー用に作成した画像を投稿用に変更したり、TikTokやXなど様々なSNS用に変更することが可能です。

ブランドキット
ブランドキットとは、デザイン時によく使用する「色」や「フォント」「画像」などをまとめて登録できる機能です。
このブランドキットは無料版でも利用できますが、1つしか作成できません。Canva Proでは5つまで作成ができるので、SNSごとにデザインを統一させることができたるするので便利です。

SNS予約投稿(コンテンツプランナー)
作成した画像やデザインをCanvaの画面から紐づけしたInstagramやX、Facebookなど複数のSNSに予約投稿ができます。
リアルタイムの投稿は無料版でも可能です。ただ、投稿したいタイミングにどうしても外せない予定などが入っているといった場合に予約投稿ができると便利です。また、カレンダー形式で投稿予定などを管理できるようになっているので、過去の投稿なども含め見やすくなっています。

AIデザインツール
無料版でも「Canva AI(テキスト)」や「マジック作文」など一部のツールは使用できるようになっています。これが、Canva Proになるとすべての機能が使用できるようになっています。その中でも、利便性・利用頻度が高いのではと思われるものを紹介します。
- マジック消しゴム
- 画像内の不要なものをなぞるだけで除去してくれる機能。
- マジック拡張
- 画像を拡張する際、AIが背景を生成してくれる機能。
- マジック切り抜き
- 画像内の人物だけを切り抜き移動させたり大きさを変えたりできる機能。
例えば、ある画像を使用してサムネイル画像やバナーを作成する際、被写体をもう少し右にしたいとか、この部分だけ除去したいといった場面で重宝するツールです。
これらの機能は、複数のサービスやソフトを使用すれば対応できるものもあるかと思います。ただ、Canva内で完結できるとなると時短にもなります。副業などでCanvaの利用を検討しているのであれば、Canva Proがおすすめです。
Canvaでこの記事のサムネイル画像を作成
Canvaを実際に触ったことがない方からすると文章だけでは使用感みたいなものがいまいち分からないのではないでしょうか。普段、わたしがCanvaを使ってどのようにサムネイル画像を作っているかをお見せします。
カスタムサイズを選択
このブログのサムネイル画像は横620px × 縦320pxに統一しています。ですので、デザインを新規作成する場合はカスタムサイズを選択して横と縦のサイズを指定します。

テンプレートの選択
新しいデザインを作成をクリックすると以下の画像のような画面が開きます。そして、画面左上にあるデザインをクリックするとテンプレートが表示されますので、気に入ったテンプレートを選択します。
ちなみに、表示されている各テンプレートの右下に王冠マークがついているものがあります。これは有料プラン限定のプレミアム素材となっておりますので、無料版を利用している場合は選択ができませんのでご注意ください。

ちなみに、わたしはテンプレートの中から使用頻度の高くなりそうだなと思うものをあらかじめ「お気に入り」登録していますので、そこからテンプレートを選ぶようにしています。

記事タイトルの挿入と調整
テンプレート選択後は基本的に「記事タイトルの挿入」と配置やフォントサイズの「調整」をするといった感じです。ひとまず、メインのコピー部分を記事タイトルに置き換えてみます。

現状だと使いものになりませんので、「フォントサイズ」「カーニング(文字間隔の調整)」「改行」などを行ない調整していきます。

調整後はこんな感じになりました。サムネイル画像を作成開始してから10分もかからないくらいでここまで出来ました。あとはダウンロードして記事作成時にサムネイルを設定すればOKです。
テンプレートを使用すれば、これくらいのものであればすぐに作成ができてしまいます。もう少しデザインをイメージしたものにするのであれば、Canva AIなどのツールを利用すればもっとブラッシュアップされたデザインも作成できます。
Canva Pro?無料版?どっちがおすすめ?
ざっくりとですが、Canva Pro(プロ版)と無料版の違いを紹介しました。「結局、自分はどっちを選ぶのがいい?」と迷っているかもしれません。そこで、利用シーンに合わせて、どちらが最適かの例を挙げてみますので、そちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
無料版がおすすめな人
ずはコストをかけずに、趣味やちょっとした副業といった範囲で利用したいという方は、ひとまず無料版を試してみましょう。
- たまにしかデザインをしない人
- 年賀状の作成や、たまにSNSに写真をアップする程度の利用
- 自分で素材を用意できる人
- 自身で撮った写真や外部の素材サイトを使い慣れていて、そちらである程度対応が可能な場合
- 時間に余裕がある人
- 背景・人物の切り抜きやサイズ・配置の調整を使い慣れたソフトで作業することが苦にならない
Canva Pro(プロ版)がおすすめな人
副業で使用するなど時短や効率化、クオリティを求めるのであれば、最初からCanva Proを選択してもいいでしょう。
- 副業や仕事で使う人
- バナーやチラシの作成、複数のSNS運用、ブログ運用といった主にデザインをメインとした収益に繋げたい
- 少ない時間で効率よくデザインしたい人
- 面倒な作業はAIに任せて、コンテンツをメインに考えることに集中したい
- デザインの方向性に迷うことが多い人
- テンプレートや素材が豊富にあるので、それらを活用すれば初心者でもクオリティが高いデザインが可能
Canva Proには30日間の無料お試し期間があります。
「使いこなせるかどうか」「そこまでの機能は必要か」などと迷っているのであれば、この無料お試しを利用するのはおすすめです。もし「無料版で十分」となれば、無料期間中にCanva Proを解約して無料版へプラン変更することもできます。
もし、Canva Proに興味があるのであれば、無料期間中に使い倒してみるのがおすすめです。





